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Portraits / Martin Taylor


1. Shiny Stockings
2. Like Someone in Love
3. Sweet Lorraine
4. I Got Rhythm
5. Why Did I Choose You?
6. My Funny Valentine
7. Do You Know What It Means to Miss New Orleans?
8. I Remember Clifford
9. Ol' Man River
10. Here, There and Everywhere
11. In a Mellow Tone
12. My One and Only Love
13. Kiko
14. Very Early

ベネデット、Benedetto、もしくはベネディットのギターが話題沸騰ですね。
やはり世界ウルルン滞在記で山本耕史さんがベネデットの工房に訪ねるという番組が放送されたからでしょう
僕はベネデットを試奏したことはないのですが、その弟子にあたるバスカリーノのギターなら試奏しました
値段も200万くらいしたと思います、そのギターはすごく弾きやすくフローティングピックアップなので生音の鳴りも良い上、
アンプを通した音もすごくバランスが良かったです。
おそらくですが、ベネデットも良いものだと思われます、フランクビニョーラが使っているようなマンハッタンというタイプのギターでした

そんなベネデット人気の間にマーチン・テイラーがベネデットのギターを持っているジャケットの紹介もしておきましょう
この頃のマーチン・テイラーはYAMAHAとエンドース契約を結んでおり録音ではYAMAHAのアーチトップギターを使用しているようです、
というわけでここから先は実質ベネデットとは関係なくなってきますが、マーチン・テイラーがベネデットを弾きたくても弾けないジレンマと共にレビューしたいと思います(嘘)
ここで説明を加えておくとマーチンの使うYAMAHAのAEXというギターはステレオギターと呼ばれ、低音弦部分と高音弦部分をそれぞれ別のチャンネルで出力する事が出来、ブリッジにはピエゾが内臓されているという使用。生音は抑えられており、エレクトリックとして使うならば十分なソロギタリストのライブには向いている機種ですね

このアルバムの一番のポイントは「ミスタギター」チェット・アトキンスとのデュオが入っている事です!!
マーチン・テイラーには他に「Artistry」「Tribute to Art Tatum」「Solo」などもありますが、僕はこのCDが雰囲気がよくて好きなアルバムです
チェット・アトキンスは今の中高生にはなじみがあまり無いかと思いますが、カントリーフィンガーピッキングを駆使し、カントリーからジャズから映画音楽からギター1本でこなしてしまうスーパーギタリストです、現代のジャズソロギタリスト最高峰と言われるマーチン・テイラーと競演して悪いものが生まれるはずはありません。録音では2人の会話なども入っており、実にリラックスした演奏です
チェット・アトキンスのアルバムにはこういった雰囲気のアルバムが多く、少し紹介するとこちらもフィンガピッキングの大御所マール・トラヴィスとの競演盤「The Atkins-Travis Travelling Show」ではアコースティックギターで2人の個性を聞き比べできます
もう一つはこのブログでも紹介したギター界の生きる伝説、レス・ポールさんとの競演で「Chester & Lester/Guitar Monsters」というレコード2枚を1つにしたものがあります、こちらも演奏前や後にジョークなど飛ばしあう軽い雰囲気があります

1. Shiny Stockingsから、マーチンのソロが飛び出します。カウントベイシーでおなじみのこの名曲をファーストテンポで演奏しています
2. Like Someone in Loveはスタンダードのバラード、この2曲で完全に素晴らしいマーチンのソロワールドに惹きこまれます
3. Sweet Lorraineナットキングコールなどでも有名な名曲、ここでチェットとのデュオです。ゆったりとしたテンポでマーチンのウォーキングベースを交えたバッキングに、チェットのカントリー風のリフを交えたメロディーが入ります。
4. I Got Rhythm、これはマーチンの教則ビデオや、ライブでもよく行われる曲です。
高速のウォーキングベースに伴奏のギターとメロディーを1人でやってしまう、まさに達人芸!

5. Why Did I Choose You?はソロでバラード曲。
6. My Funny Valentineは多重録音でバッキングとメロディーを別に録っています。
このMy Funny Valentineはボサノバのリズムでやっており、マーチンは「この曲はあまりボサノバでやられないが、リズムを変える事で新しいものが生まれた」みたいなことをインタビューでいました
7. Do You Know What It Means to Miss New Orleans?はグラッペリやデキシーの方々が好むスタンダード
この曲もチェットとのデュオでSweet Lorraine同様、最高に気持ちのいい雰囲気
8. I Remember Cliffordは自動車事故で25歳の若さでこの世を去ったクリフォード・ブラウンにベニー・ゴルソンが作曲しリー・モーガンの演奏で有名なバラード。僕はクリフォード・ブラウンの演奏も顔もまともに分かっていないジャズ聞き始めの頃でも、クリフォード・ブラウンのことを思い出せそうなくらい最高のバラードだと思いました。その名曲をマーチンが美しいアレンジで聴かせてくれます。
9. Ol' Man Riverはアメリカの古い古いスタンダード。この曲をマーチンはソロでI Got Rhythmとひけをとらないスピードとテクニックで演奏します
10. Here, There and Everywhereはビートルズの名曲、チェットとのデュオでここでマーチンはガットギターを使い、より哀愁感を出しています
11. In a Mellow Toneはデュークエリントンのスタンダードをギターソロで、軽快なファーストのスウィングです
12. My One and Only Loveも有名なバラードのスタンダード。重厚なイメージなイントロから、多重録音でメロディをガットギターで弾いてます。
これは素晴らしいのひと言。
13. Kiko この曲はアフリカのリズムを取り入れた曲で、聞いてみると分かりますが5人分ほどのアンサンブルを1人でやってしまいます!!!
ライブでもおなじみで、マーチンは分かりやすく「One Two Three」(1人目、2人目、3人目)と解説しながらやってくれます
この曲ではギターの生音がいやに良いので、「もしかしたらこれはベネディットで録音したのか?」などと思いました
14. Very Earlyは三拍子のバラード。この最高のアルバムの最後を締めくくります

このCDのレビューを書いている途中で思ったのはホントにこのCDは最高だなぁという事。
始めはベネデットの事から入りましたが、ベネデットもヨツギリにも興味ない人でも聴いてもらいたい一枚です

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Author:Sassa1981
戦前、戦後ジャズギター愛好家です

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