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Hi Fi Salute to Bunny / Steve Jordan,Ruby Braff


1. Keep Smiling at Trouble
2. I Can't Get Started
3. It's Been So Long
4. I'm Coming Virginia
5. Marie
6. Downhearted Blues
7. I Got It Bad and That Ain't Good
8. Somebody Else Is Taking My Place
9. Did I Remember? [*]

前回まではベネデットの話でヨツギリから離れましたが、今回は正真正銘のヨツギリものです

このCDは僕のようなヨツギリ研究家からすれば願ってもないCD復刻!!
レコードでは持っていたのですが、まさか今頃になって復刻するとは!!
とある大阪のディープなレコードショップで、「ヨツギリが好きならこれ聞いてみたら?」と
そのとき初めてスティーブ・ジョーダンの名を耳にしました
レコードではかすかに聞こえるほどのヨツギリでしたが、そのリズムやイントロのアコースティックギターに興味を持ちました!
スティーブ・ジョーダンのギターは色々聴いてみたいと思っていながらもあまり参加作が見つからない職人で
このCDはファーストテンポの曲は少ないですが、やはり心地よいヨツギリを刻んでいます
印象的に以前紹介した「BRAFF!」とも似ていますが、こっちよりもクラリネットやトロンボーンも入り、デキシージャズに近い感じがします

1. Keep Smiling at Troubleから軽快なスウィングで始まります、ギターはあまり聞こえないですがフロントの明るいメロディが印象的
2. I Can't Get Startedはスタンダードのバラードで、ブラフの艶のあるペットにスローのヨツギリが花を添えます
3. It's Been So Long、8. Somebody Else Is Taking My Place、はややファーストの曲でスティーブ・ジョーダンのヨツギリがボンボンと軽快に刻みます3. It's Beenは「BRAFF!」でもやっていて、両者を聞き比べると面白いかもしれません
9. Did I Remember?はCDだけのボーナスで、哀愁のあるメロディをスウィングで聴かせてくれます
「Braff!」を気に入った方ならばきっと気に入るアルバムです

やはり最近はデータ配信などが主流で、ダウンンロードしてPCなどで聞くだけでは味気なく感じてしまうと思っても
そちらの方はジャケットなどのコストがかからないなど、原盤を抱える業者にとっては利点ばかり

そんな逆境の最中、今の時代にこのようなスウィングのCDがプレスされるのは非常にうれしい出来事です
今後もヨツギリCD復刻を期待します

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Portraits / Martin Taylor


1. Shiny Stockings
2. Like Someone in Love
3. Sweet Lorraine
4. I Got Rhythm
5. Why Did I Choose You?
6. My Funny Valentine
7. Do You Know What It Means to Miss New Orleans?
8. I Remember Clifford
9. Ol' Man River
10. Here, There and Everywhere
11. In a Mellow Tone
12. My One and Only Love
13. Kiko
14. Very Early

ベネデット、Benedetto、もしくはベネディットのギターが話題沸騰ですね。
やはり世界ウルルン滞在記で山本耕史さんがベネデットの工房に訪ねるという番組が放送されたからでしょう
僕はベネデットを試奏したことはないのですが、その弟子にあたるバスカリーノのギターなら試奏しました
値段も200万くらいしたと思います、そのギターはすごく弾きやすくフローティングピックアップなので生音の鳴りも良い上、
アンプを通した音もすごくバランスが良かったです。
おそらくですが、ベネデットも良いものだと思われます、フランクビニョーラが使っているようなマンハッタンというタイプのギターでした

そんなベネデット人気の間にマーチン・テイラーがベネデットのギターを持っているジャケットの紹介もしておきましょう
この頃のマーチン・テイラーはYAMAHAとエンドース契約を結んでおり録音ではYAMAHAのアーチトップギターを使用しているようです、
というわけでここから先は実質ベネデットとは関係なくなってきますが、マーチン・テイラーがベネデットを弾きたくても弾けないジレンマと共にレビューしたいと思います(嘘)
ここで説明を加えておくとマーチンの使うYAMAHAのAEXというギターはステレオギターと呼ばれ、低音弦部分と高音弦部分をそれぞれ別のチャンネルで出力する事が出来、ブリッジにはピエゾが内臓されているという使用。生音は抑えられており、エレクトリックとして使うならば十分なソロギタリストのライブには向いている機種ですね

このアルバムの一番のポイントは「ミスタギター」チェット・アトキンスとのデュオが入っている事です!!
マーチン・テイラーには他に「Artistry」「Tribute to Art Tatum」「Solo」などもありますが、僕はこのCDが雰囲気がよくて好きなアルバムです
チェット・アトキンスは今の中高生にはなじみがあまり無いかと思いますが、カントリーフィンガーピッキングを駆使し、カントリーからジャズから映画音楽からギター1本でこなしてしまうスーパーギタリストです、現代のジャズソロギタリスト最高峰と言われるマーチン・テイラーと競演して悪いものが生まれるはずはありません。録音では2人の会話なども入っており、実にリラックスした演奏です
チェット・アトキンスのアルバムにはこういった雰囲気のアルバムが多く、少し紹介するとこちらもフィンガピッキングの大御所マール・トラヴィスとの競演盤「The Atkins-Travis Travelling Show」ではアコースティックギターで2人の個性を聞き比べできます
もう一つはこのブログでも紹介したギター界の生きる伝説、レス・ポールさんとの競演で「Chester & Lester/Guitar Monsters」というレコード2枚を1つにしたものがあります、こちらも演奏前や後にジョークなど飛ばしあう軽い雰囲気があります

1. Shiny Stockingsから、マーチンのソロが飛び出します。カウントベイシーでおなじみのこの名曲をファーストテンポで演奏しています
2. Like Someone in Loveはスタンダードのバラード、この2曲で完全に素晴らしいマーチンのソロワールドに惹きこまれます
3. Sweet Lorraineナットキングコールなどでも有名な名曲、ここでチェットとのデュオです。ゆったりとしたテンポでマーチンのウォーキングベースを交えたバッキングに、チェットのカントリー風のリフを交えたメロディーが入ります。
4. I Got Rhythm、これはマーチンの教則ビデオや、ライブでもよく行われる曲です。
高速のウォーキングベースに伴奏のギターとメロディーを1人でやってしまう、まさに達人芸!

5. Why Did I Choose You?はソロでバラード曲。
6. My Funny Valentineは多重録音でバッキングとメロディーを別に録っています。
このMy Funny Valentineはボサノバのリズムでやっており、マーチンは「この曲はあまりボサノバでやられないが、リズムを変える事で新しいものが生まれた」みたいなことをインタビューでいました
7. Do You Know What It Means to Miss New Orleans?はグラッペリやデキシーの方々が好むスタンダード
この曲もチェットとのデュオでSweet Lorraine同様、最高に気持ちのいい雰囲気
8. I Remember Cliffordは自動車事故で25歳の若さでこの世を去ったクリフォード・ブラウンにベニー・ゴルソンが作曲しリー・モーガンの演奏で有名なバラード。僕はクリフォード・ブラウンの演奏も顔もまともに分かっていないジャズ聞き始めの頃でも、クリフォード・ブラウンのことを思い出せそうなくらい最高のバラードだと思いました。その名曲をマーチンが美しいアレンジで聴かせてくれます。
9. Ol' Man Riverはアメリカの古い古いスタンダード。この曲をマーチンはソロでI Got Rhythmとひけをとらないスピードとテクニックで演奏します
10. Here, There and Everywhereはビートルズの名曲、チェットとのデュオでここでマーチンはガットギターを使い、より哀愁感を出しています
11. In a Mellow Toneはデュークエリントンのスタンダードをギターソロで、軽快なファーストのスウィングです
12. My One and Only Loveも有名なバラードのスタンダード。重厚なイメージなイントロから、多重録音でメロディをガットギターで弾いてます。
これは素晴らしいのひと言。
13. Kiko この曲はアフリカのリズムを取り入れた曲で、聞いてみると分かりますが5人分ほどのアンサンブルを1人でやってしまいます!!!
ライブでもおなじみで、マーチンは分かりやすく「One Two Three」(1人目、2人目、3人目)と解説しながらやってくれます
この曲ではギターの生音がいやに良いので、「もしかしたらこれはベネディットで録音したのか?」などと思いました
14. Very Earlyは三拍子のバラード。この最高のアルバムの最後を締めくくります

このCDのレビューを書いている途中で思ったのはホントにこのCDは最高だなぁという事。
始めはベネデットの事から入りましたが、ベネデットもヨツギリにも興味ない人でも聴いてもらいたい一枚です

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Cafe Benedetto


Moonlight in Vermont
I'll Remenber April
I'm Confessin'
I'm Glad There is You
Taking a Chance on Love
Voyage
When Sunny Gets Blue
Blue Benedetto
Stompin' at the Savoy
Strike up the Band
Broadway


最近ベネデットの名をよく目にするなと思っていたら
2008年1月20日(日)放送の世界ウルルン滞在記で、俳優の山本耕史さんがロバート・ベネデット氏の工房へ行き自身のためのギターを作るという企画があったようですね。
山本耕史さんといえば「ひとつ屋根の下」の一番下の弟役や、最近では僕の愛読書である佐伯泰英さん原作の「居眠り磐音シリーズ」の磐音役で有名ですが、絵も上手でバンドもやっているというマルチな才能のようです。
その彼がベネデットの工房でギターを作り、セッションする内容などもあったようですが僕は見てません!残念!ルックスがよく役者でありながら音楽もやるというプロフィールをみればその多才ぶりが鼻につく彼ですが、どんなギターを弾くのか見てみたかったです。噂ではクラプトンの曲を弾いていたとか…ジャズちゃうんかい!

ま、500万はするというギターは日本での需要はコレクター以外にあまり考えられないので、ウルルンで紹介してもまた忘れ去られるのかなというところですが、ベネデットのギターはヨツギリとは切っても切れない縁があると言っても過言ではないくらい、ヨツギリ系ギタリストが愛用しています。Bucky Pizarelli、John Pizarelli、Howard Alden、Frank Vignola、Martin Taylor、Stephane Grappelli(バイオリン) など、僕の好きなギタリスト目白押し。
そのベネデットを使用する本物のミュージシャン達による超マニアックなDVDがあるので紹介します。

頭のMoonlight in Vermontはエイドリアン・イングラムとジミー・ブルーノのデュオで、このエイドリアン・イングラムという人は教則ビデオなどでも名を見かけるミュージシャンで、地味(渋い)~な演奏を聞かせてくれます。ジミー・ブルーノはベネディットの七弦ギターを使う超早弾き系ジャズギタリスト、この演奏では落ち着いていますがATNから出ているジミー・ブルーノとジャック・ウィルキンスのデュオやジミーのグループのDVD vol.1と2ではスタンダードやオリジナルを超早弾きで弾き倒している映像を見ることができます。

I'm Confessin'ではアンディ・マッケンジーとフランク・ビニョーラのデュオ。
フランク・ビニョーラはこのブログでもよく出てきますがベネディットを使う若手ジャズギタリストでこのDVDは結構若い頃の演奏らしく、今はなぜかビニョーラはスキンヘッドなのですが、ここではガリ勉っぽい服装と面影で演奏しています。
アンディ・マッケンジーという人はここではじめて知りました、ベネデットを使う七弦ジャズギタリストでここでは分かりやすい綺麗なソロをとっています。

後半ではハワード・アルデンも登場し、デュオやトリオなどでギター三昧です。
ハワード・アルデンは現代のベテランスウィング系ギタリストで、このブログで紹介もしたウディアレン映画「ギター弾きの恋」のサウンドトラックを録音しました。
この頃のアルデンは体調を壊していたのか、まるで別人です。しかしギターは聞かせてくれます。

演奏自体はギターショウか、ベネデットのプロモーションだったようで軽いライブのよう、ビデオも甘いといえば甘いのですが、山本耕史さんがロバート・ベネデット氏の工房へ行ったというところから興味を持った人でも、スウィングギタリスト好きな人でも、この貴重な映像を見てみる価値はあると思います。

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Pioneers of the Jazz Guitar


1. Handful of Riffs / Lonnie Johnson & Eddie Lang
2. Feeling My Way / Eddie Lang & Carl Kress
3. Teasing the Frets / Nick Lucas
4. Hot Fingers / Lonnie Johnson & Eddie Lang
5. Hittin' on All Six / John Cali & Tony Guttuso
6. Picking the Guitar / Nick Lucas
7. Have to Change Keys (To Play These Blues) / Lonnie Johnson & Eddie Lang
8. Chasing a Buck / Dick McDonough
9. Chicken a la Swing / Carl Kress & Dick McDonough
10. Satan Takes a Holiday / John Cali & Tony Guttuso
11. Stage Fright / Carl Kress & Dick McDonough
12. Dick Bernstein Ramble / Dick McDonough
13. Heat Wave / Carl Kress & Dick McDonough
14. Study in Brown / John Cali & Tony Guttuso


このCDは驚きです!
エディ・ラング、ロニー・ジョンソン、カール・クレス、ディック・マクドノウ、
ニック・ルーカス、ジョン・カリ、トニー・ガットゥーソ、というジャズ黎明期のギタリストオールスター競演(題名がジャズギターのパイオニアだからあたりまえなんですが)の内容だったからです

これを初めて手にした頃は、ギターマガジンなどでたまに名前の出てくるエディ・ラングは知っていましたが、他のギタリストは全く知りませんでした。1930年代の録音を集めたレコードらしいのですが、聞いてみるといまから70年前とは思えないギタープレイです!僕は当時聞いていたどのジャズギターのCDよりも斬新に聞こえました
それもそのはず、チャーリー・クリスチャンで有名になったジャズエレキギターを使っていないからです

同年代くらいに録音されたジャンゴのスタイルもアコースティックですが、ジプシーフィーリングのようなものはなく、アコースティックでのブルースデュオも何曲か入っていますが「これぞ初期のジャズギター!」と思わせる内容

まず、ロニー・ジョンソンですが当時のスーパーギタリストで、基本はブルースギターですがそのテクニックはジャンルの枠を超えて様々なミュージシャンと競演しています。12弦ギターをぶっとい指でかき鳴らし、細かなシングルラインもバリバリ弾きこなすロニー・ジョンソンはまさにジャズブルースのパイオニアです

次にエディ・ラングですがこの人こそジャズギターのパイオニアです
20年代30年代頃はジャズでギターを弾くよりも音の大きいバンジョーを使う人が多く、ギターはまだまだマイナーな楽器だったそうです、そこでラングがギターを使いポピュラーなものにしたと言われています
演奏はこのアルバムでもそうですが、僕の印象は伴奏がすごいテクニカルで単音ソロはブルージーなイメージ
映画「King of Jazz」でアテレコですがジョー・ベヌーティとのデュオシーンが出てきます、その中で超高速のベヌーティの演奏に合わせてバッキングをするラングは最高にカッコよく貴重な映像!
まさに正真正銘のパイオニアです

カール・クレスはこの辺りになってくると、ロックギタリスト転向方のモダンジャズギタリストを目指す方々にはほとんど知名度が少ないと思われますが、最強の変則ギタープレーヤーです。時代によってチューニングが違うとされていますが6弦側からB♭→F→C→G→D→Aとなっており、テナーバンジョーの1234弦に56弦を足した形だと推測されます
普通のギターチューニングで5・6弦はA→EなのでB♭→Fで比べると5弦で2音、6弦で3音下がっているということになり、ギター低音部の使い方が特徴的です
このアルバムではEddie Lang、Dick McDonoughとのデュオで、基本伴奏にまわりソロではコードソロや低音ソロなど変則チューニングならではの凄い演奏を聴くことができます

ディック・マクドノウも完璧な技術の持ち主で、全編コードソロでの作品やベースとのデュオでのコードを合わしてのメロディーなど聴きどころたくさん
僕の中ではややマイナー調の曲が多くいぶし銀なイメージです

ニック・ルーカスはこのアルバムでは2曲入っていますが、ボーカルものがメインのミュージシャンでそのギターテクも素晴らしい

ジョン・カリ、トニー・ガットゥーソは他のCDなどでは、上記のミュージシャンに比べあまり知名度は高くないのですが僕はこのアルバムの中で2人のデュオ作品が一番好きです
ジョン・カリはバンジョーでの作品がLPで出ていたり、トニー・ガットゥーソはビッグバンドのリズムギターなどでたまに名を見ます
このアルバムでのデュオはスウィングするリズムに複雑な構成、メロディの交差などエンターテイメントにあふれています


以前の記事でも触れましたが、ジャズギターの開祖だと言われているクリスチャン以前にもたくさんの名手がいたとは!と
僕は新天地に足を踏み入れたのです

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Sassa1981

Author:Sassa1981
戦前、戦後ジャズギター愛好家です

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