RANDY SANDKE MEETS BIX BEIDERBECKE

久々、投稿のギターはMarty Groszを取り上げます。本アルバムはトランペットのRandy Sandkeがリーダーで、Bixを題材にしたライブアルバムです。
BixがJean Goldkette楽団やFrankie Trumbauer楽団にいた頃に録音した、有名曲を中心に構成されています。
グロスのギターや他でも録音しているChangesの歌もなかなかの完成度ですが、メンバーはRandy Sandk(Tp) Dan Barrett(Tb) Ken Peplowski(Cl)Scott Robinson(BaS,Cs) Mark Shane(Pf) Linc Milliman(Ds)
と錚々たる顔ぶれ!
CメロサックスでのSingin' the Bluesの再現度や、My Pretty Girlの迫力はトッププレイヤーだからこそのアンサンブル。
あらためてBixを聞きなおすには最適なアルバムです。
こんなバンド、組みたい!
1.Fidgety Feet
2.Tia Juana
3.Davenport Blues
4.My Pretty Girl
5.Singin’The Blues/I’m Comin’ Virginia
6.Changes
7.When
8.Because My Baby Don’t Mean Maybe Now
9.Sorry
10.Wait Till You See Ma Cherie
11.Riverboat Shuffle
12.China Boy
13.My Melancholy Baby
14.At The Jazz Band Ball
15.I’ll Be A Friend With Pleasure
16.Clarinet Marmalade
17.Sweet Sue
◎Bix Beiderbeckeの熱狂的なファンだ。
◎Jean Goldketteの熱狂的ファンだ。
◎いやいや、Singin' the Bluesの魅力はBixのソロじゃなくてトランバウアーのテーマだ。
◎ケン・ペフロフスキーにちょっと興味がある。
◎Bixのアルバムってノイズ多いんじゃないの?高音質で聞きたいんだけど。
と言う方にオススメです。
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動画もあるよ
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Acoustic Heat: Jazz Guitar Duets

1. Jubilee
2. Sarong Number
3. Chicken a La Swing
4. Washboard Blues
5. I've Found a New Baby
6. Mooche
7. Serenade
8. Three Little Words
9. Silver Fox
10. Love Song
11. Gone with the Wind
12. Eddie's Twister
13. Street of Dreams
14. I'm Beginning to See the Light
15. If Dreams Come True
16. Mood Hollywood
17. Danzon
18. Midnight Oil
19. Stage Fright
20. Minuet in Miniature
今回はインターネットを通じて教えていただいたCDを紹介します
SNSのいいところは同じ趣味の人が情報を教えてくれることですね、Rさんありがとうございます
それはMarty Groszの新譜です!
1998年~2005の間に録音したものを集めたコンピレーションですが、音色など統一されていてそれを感じさせません
メンバーは
Marty Grosz (Acoustic Guitar)
Mike Peters(Acoustic guitar)
Guests
Ken Peplowski(Clarinet)
David Boeddinghaus(Piano)
タイトルが示すとおり全編アコースティックで、エディ・ラングやカール・クレス、ディック・マクドノウの戦前ジャズギターものや、トニー・モットーラ、カーメン・マストレン、アルバート・ハリスらが演奏した曲を完全に再現したもの、
スウィングのスタンダード曲、オリジナル曲などをすべて戦前のギタースタイルでやってくれています
内容は違いますが同じような傾向の作品でマーティグロスとウェインライトのアコースティックのデュオのレコードもありましたが、こちらはCD化されていないのでありがたみを感じます
このブログの本質を行く内容で、まさに「こんなCDを待っていた」のひと言
一曲目からホーギーカーマイケルの曲Jubileeで、Marty Groszの低音の強いバッキングから始まり「やっぱマーティグロスいいなぁと思わされます」始めて聞いたMike Petersという人も、ビバップ的ではないですが弾き過ぎず弾かな過ぎずという、ワビさびを心得た演奏です
2曲目はSarong Numberという、カールクレスとトニーモットーラが「Fun on the Fretrs」というレコードでやっている、ゆったりとしたテンポの曲。僕は始めて聴いたとき60年前にギターデュオがこんなに完成されていたなんて!!と思いました
CD化されていないこの音源をハイクオリティ再録バージョンで聞くことができます
3. Chicken a La Swingはクレスとディックマクドノウのデュオ曲、バッキーピザレリもよく録音しているので古典のスタンダードになっています
4. Washboard Bluesはコールポーターの曲らしいですが初聴きです、アンサンブルを重視したかわいらしい曲です
5. I've Found a New Babyはスウィングのスタンダード。こういう曲を取り上げてくれるのがうれしいです、クレスとマクドノウがこの曲をデュオしていたら…という事が想像できます
6. Mooche はデュークエリントンの曲、エリントン作曲独特のマイナーな雰囲気とブルースを感じさせます
7. Serenadeはクレスの曲でFun on the Fretsにも入っています、広い世界観を感じる3拍子のこの曲で、ここではクレスとモットーラを完全に再現しています
8. Three Little Wordsはスウィングの人が好むスタンダード。バッキーなどもよくやりますが、クレスがジョージバーンズとエレキで録音した「Two Guitars」のようなイメージでしょうか
9. Silver Fox はマイクピーターズのオリジナルで、マイナーなソロギター作品。
10. Love Song は再録の中でも異色です、それは元々クレスのソロギター作を、クラリネットのケンペプロウスキーとデュオで演奏しているからです
この曲はその名の通りLove Songというキーワードのすべてを凝縮したという綺麗な曲で、クレスのソロも素晴らしいのですが、テーマを別の楽器がとるとまた別の世界観が生まれることが分かります
11. Gone with the Wind はスタンダード「風と共に去りぬ」ですが、ここでは普通のギターデュオではなく、リズムやベースラインンでアンサンブルを楽しめる曲です
12. Eddie's Twister はその名の通り、エディラングの曲で、マイクピーターズが再録しています。ラング奏法はやはりアーチトップギターの鳴りにいいなぁと思わされる一曲。
13. Street of Dreams はヴィクターヤングの曲、これはわりとモダンに近いイメージのデュオです
14. I'm Beginning to See the Light は明るいスタンダード。
ペットの名手ハリージェームスとアルト、ジョニーホッジス。そしてエリントン作曲でここでもアンサンブルの面白いデュオとなっています
15. If Dreams Come Trueはベニーグッドマンなどによる作曲のようですが初聴きです
フォービートのデュオ。グロスの四つ切りとピーターズのウォーキングベースなどが聴きどころ
16. Mood Hollywood はこのアルバムの中でもかなりベーシックなデュオ。古典的なスタイルでありつつも、新しさが聞こえてきます
17. Danzon はクレスとマクドノウのデユオ。全編ペダル奏法のクレス独特な曲
マーティグロスは解説で、Favorite of mineと言っています
18. Midnight Oil はグロスのソロ、クレスぽさが随所に感じられます
19. Stage Fright も、クレスとマクドノウのデュオ。ノリのいい古典デュオでアルバム後半を盛り上げます
20. Minuet in Miniatureは、オリジナルを聞いたことがないですがカーメンマストレンとアルバートハリスのデュオです。クラッシックのようなアンサンブルでゆったりとした曲。
以上ダダっと解説しましたが、実際に聞いてみてください
アコースティックスウィング好き、ギターデュオ好き、パイオニアオブジャズ好き
ジャズギター好き。
どんな人でもオススメできる内容です
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Swing It / Marty Grosz and Destiny's Tots

1 Let's Swing It
2 Skeleton in the Closet {From Pennies from Heaven
3 Emaline
4 Old Man Harlem
5 Love Dropped in for Tea
6 Little Girl
7 Sunrise Serenade
8 I've Got a Feelin' You're Foolin' {From Broadway Melody of 1936}
9 What's the Use?
10 Eye Opener
11 Sun Will Shine Tonight
12 It's Been So Long
13 I Surrender, Dear
14 It's the Last Time
15 Sonny Boy {From the Singing Fool
16 High Hat, A Piccolo and a Cane
またまた良いヨツギリに出会ってしまった
そう思ったのは1年ほど前にこの、マーティ・グロスの存在を知ったときです
ネットで情報収集をしていたとき、ふと目に入って
「Marty Grosz マーティグロッツ??誰やねん」と読み方さえ分からない状態でしたが、いざCDを聞いてみると
「おおー!このヨツギリいいな!」とさっそくファンになりました
マーティのチューニングはB♭→F→C→G→D→A(多数説あり)になっており、バンジョーチューニングに上を足した形でジャズ初期のギタリスト カール・クレスと同じだと言われています。その場合、普通のギターのチューニングよりも低い音を出せるため、音に厚みが出るのではないでしょうか?
そしてそのギタリストとしての評価は
MartyのGroszは今日のトップリズムのギタリストでコードのソリストである。
彼はアンプを使用しない唯一の主要ジャズギタリストである。
と言われています
ともかく、一曲目Let's Swing Itから全曲を通してスウィングしまくりで
その陽気な歌もGoodです!
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