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2014年

仕事の環境が変わったり、家の引越しなどなかなか更新出来ずでしたが
今年はビッグバンドに参加し、ヨツギリを実践的に研究できそうです。

奏法についても解説していきます。

本年もよろしくお願いします。

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WAY OUT WEST 2013年3月号

wow1303


2013年、なかなか更新できずにいますが、記事を書き溜めています。
そうこうしているうちに、JAZZフリーペーパーWay Out West3月号に、また記事を掲載させていただきました。
関西のCDショップ、JAZZコーナーでゲットできます。

http://www.jazzyanen.com/
こちらの配布先で調べてみてください。

謹賀新年

2013年明けましておめでとうございます!

今年もヨツギリ記事や、その他紙面での活動を広げて生きたいと思いますので

よろしくお願いいたします。

WAY OUT WEST 2012年12月号

12

画像は11月ですが
WAY OUT WEST 2012年12月号に記事を掲載していただきます。

内容はヨツギリの偉人について。

タワーレコードその他に置いてありますので、是非手にとって見てください。
11月号はミシェル・ペトルチアーニ特集。
映画が公開中ですので見に行かねば。

I Remember Django / Howard Alden

alden.jpg
1. Who Cares?
2. Up Jumped You With Love
3. I Remember Django
4. Jubilee Stomp
5. Insensiblement
6. Between The Devil And The Deep Blue Sea
7. Nuages
8. Bernardo
9. For Django
10. Nagasaki
11. I'm Confessin' That I Love You
12. I'm Forever Blowing Bubbles /  I'll See You In My Dreams
13. Tears

久々にブログテーマに合ったアルバムが紹介できそうです。
Howard Aldenのアルバムでマカフェリタイプの7弦ギターを生音で録音されており、映画「ギター弾きの恋」サントラの雰囲気を持っています。
僕はあの映画が好きで、あの映画を見てから戦前ジャズをより本格的に聞き始めました。
そのサウンドトラックは映画用の録音なので、細心の注意を払って録音されたと想像できる通り、完成度の高いアルバムでした。
このアルバムでもジャンゴの演奏した30年代のジャズが多く録音されているので、エメット・レイ最新作と捉えても良いですね。

面白いのはサントラのヨツギリはバッキー・ピザレリでしたが、今回はMatt Munisteri。以前紹介して依頼音沙汰を聞きませんでしたが、こんなところで再発見するとは、やはり好き物同士は集まってきますね!
アルデンのギターが大きくフィーチャーされていますがマット・ムニステリのヨツギリも良いスウィング感が出ています。
メンバーは他にバッキーなどとの競演も多いJon Burr(b)スウィングコルネット奏者Warren Vache(cor)
女性クラリネット奏者Anat Cohen(cl)肩に力の入っていない、素晴らしいスウィングアルバムです。

1. Who Cares?
軽快なスウィング曲で始まりからエンディングのリフまでアルデンのスウィングギターが満喫できます。マカフェリタイプのギター特有の音質とアルデンのピッキングがエメット・レイらしさを生み出しています。

2. Up Jumped You With Love
ブルース風のチャールトンリズム曲、泥臭くなりがちなリズムですが、アナット・コーエンのクラがいい味を出しており、爽やかなスウィング曲になっています。

3. I Remember Django
このアルバムのタイトル曲、イントロは「フォージャンゴ」クラリネットソロは「ヌアージ」を引用するなど、随所にジャンゴへの敬意が見られる曲です。

4. Jubilee Stomp
高速のマイナーリフが炸裂。さらっと技巧的なフレーズを出すところにアルデンの魅力があります「スウィングしなけりゃ意味が無い」「シング・シング・シング」に通じるスウィングらしさのある曲です。

5. Insensiblement
うって変わってスローな哀愁の感じられる曲です。しっとりとした雰囲気をアルデンは聞かせてくれます。

6. Between The Devil And The Deep Blue Sea
ここではボサ調のハッピーな曲です、コルネットのウォレン・ベシェがよりスウィングらしさを出しています。

7. Nuages
日本語では「雲」となる、この哀愁の漂うジャンゴのスタンダードはアナットのクラが大きくフィーチャーされており、アルデンのオブリガードでより浮遊感のあるイメージになっています。
8. Bernardo
バーニー・ケッセルの曲で、バップ風のテーマ、ボサ風のアレンジですがさらっと弾き流します。
9. For Django
ジョーパスによる作曲で、アルバム「For Django」にも収録されています。
3拍子のこの名曲も今回のメンバーでより拡張されたアレンジで聞くことができます。

10. Nagasaki
「オリエンタルなスポット、ナガサキにはホットな女性がいるぜ」といった風な歌詞の、日本を知らない人が東洋に憧れてステレオタイプに作った曲。
ジャンゴやミルス・ブラザーズなどのバージョンも有名で、ここではアルデンのピッキングによるソロギターでハッピーに聞かせてくれます。

11. I'm Confessin' That I Love You
フランク・ビニョーラなども好んで演奏する、バラード。
ウォレン・ベシェとアルデンのデュオでの展開。じっくりと聴かせてくれる内容です。

12. I'm Forever Blowing Bubbles /  I'll See You In My Dreams
この2曲は「ギター弾きの恋」メインテーマですね。
I'm Forever Blowing Bubblesは三谷幸喜さんの映画「ザ・マジックアワー」でも深津絵里さんが歌うシーンがありましたね。
I'll See You In My Dreamsについてはこちらの記事が詳しく書いていますが、「ギター弾きの恋」の上映以降はスウィングファン定番のスタンダードとなっています。
サントラよりも長くソロ展開があるところにファンサービスを感じます。

13. Tears
ラストを飾るのはジャンゴの哀愁曲。ピッキングによるソロギターで5分。
アルデンのインプロビゼーションが堪能できます。

今回初の試み、youtubeを貼り付けてみました



音はズレ気味ですが、素晴らしく勢いのある演奏です。



エメット・レイ伴奏者による競演!

冒頭でも言ったように、久々にこのブログの目玉といえるアルバムに出会えました。
リズムギターの音がもう少し大きければ。という思いはありますが、良いアルバムです。

◎ギター弾きの恋サントラのようなアルバムを探している

◎エメット・レイって実在じゃなかったの?

◎ハワード・アルデンじゃなくて、エメット・レイ最新作アルバムてないんですか?

◎ジャンゴの曲をコピーばかりするジャンゴフォロワーのCDに飽きた

◎マカフェリの7弦ギターってどんな音?

という方々にオススメします。

このアルバムを注文
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プロフィール

Sassa1981

Author:Sassa1981
戦前、戦後ジャズギター愛好家です

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